愛犬コッカプーのマイルスと一緒に暮らし始めて半年。
日に日に大きくなる愛犬をみて、広いお庭のある家で暮らしたいと思うようになりました。
その1ではフェンス、植物についてのお話しでしたが、今回はその続きです!
2だけ読んでいただいてもOKですが、1を読みたい方はこちらからどうぞ♪
元エクステリアプランナーの私が、愛犬と過ごすお庭で大切にしたポイント5選!
- フェンスの高さ・デザイン ✔(その1)
- 植物の種類 ✔(その1)
- ウッドデッキとの繋がり
- 水回り
- 門扉・ゲート
あなたは屋外にある階段の高さ、どのくらいか知っていますか?
室内と屋外、推奨される階段の方さが異なります。
屋外の階段1段の高さは15~20センチを目安に計画します。
小さなお子さんやご高齢の方が上り下りすることが多ければさらに低めに13センチ程度にすることも。
さて、ウッドデッキはリビングの掃き出し窓の前に設置する方が多いと思いますが、ここで考えておきたいのは・・・
1.リビングの床高からウッドデッキの床まで、何センチ??フラットにする?
2.ウッドデッキ自体の高さは何センチになる?
3.窓枠はどんなものを使っている?
ということです。
よく室内とウッドデッキの高さに差をつけず、フラットに出たい!という方も多いですよね。
我が家も最初はフラットにと考えていましたが、結局10センチ程度の段差を設けることにしました。
その理由は・・・
・値段が下がること
・使い勝手には大きな問題ではないと感じたこと
この2つです。
人口木(樹脂)デッキの場合のお話です。
各エクステリアメーカーの樹脂デッキは、ある一定の高さ以上になると製品の価格が上がります。
例えばLIXILの樹ら楽ステージの場合は、H=550mm以上になるとロング柱、それ以下は標準柱。デッキのサイズにもよりますが一番小さい規格でも4万円程度、最大サイズでは10万円程度の価格差があります。
これだけではなく、デッキの高さが高いと地面に降りるためにも階段が必要ですよね。
同じくLIXILの樹ら楽ステージの場合は、専用の階段を取り付けると、
・1段(デッキ高さ40cm程度):5万円程度
・2段(デッキ高さ55cm程度):6万円程度
・3段(デッキ高さ80cm程度):8万円程度
・4段(デッキ高さ100cm程度):10万円程度
さらにデッキ高さが高くなるほど、落下防止のためにぐるっとフェンスを設置したり、もしくはどこからでも降りられるよう段々畑のようなウッドデッキの形状にしたりと、コストがかさみます。
家づくりをしていると、10万円前後の差額で希望が叶うなら!と追加していきたくなるのですが、、、!
外構工事は全体の金額が家と比べて小さい分、数万円の積み重ねで、大きな差額になります。
そんなこんなで、フラットにするなら約60cmの高さのデッキにする必要がありましたが、標準柱で施工できる高さにとどめることにしました。
ここまで読んでくださって、リビングからウッドデッキまで、標準的な階段の段差の範囲内=20cm以下であれば問題なさそう!コスト削減のためにも下げよう!と思った方は、もう一つチェックポイントがあります。
窓枠はどんなものを使っていますか?
ノンレールサッシのように、段差のない特別な形状のものであれば良いのですが、レールに凹凸があるサッシがまだまだ一般的ではないでしょうか。
凹凸があるところにはもちろん足を置けないので、ウッドデッキに降りるときはまたぐような動きになります。
ご自宅の階段やベット等を使って足を動かしていただくとわかりやすいのですが、何かをまたいで15センチ下に降りるのは、降りにくさ、人によっては怖い感覚がある場合もあります。
ウッドデッキを使う頻度、そこに暮らす人の年代などを考慮して、通常の階段よりは小さな段差にしてあげるのがおすすめです。
戸建て住宅を建築中の方は、標準装備として外水洗が付いていることがほとんどではないでしょうか。
水道があるなら大丈夫!と安心せず、ぜひどんな製品が付いているのか、使い勝手やデザインも確認するのがおすすめ。
植物の水やりもしたい、愛犬との水遊びも楽しみたい、人間も手を洗いたい!という我が家の場合は、
腰高ほどの立水栓、上下に2口、下蛇口はホースを常時接続用ものをお庭に、それとは別に散水栓を1つ駐車場に設けました。
標準でついているのは散水栓ですか?それとも立水栓もついていますか?
散水栓は地面に水道が埋まっていて、地面にあるカパッと蓋を開けたら水道がある、というもの。
最大のメリットは場所をとらないことなので、スペースをとりたくない方にはお勧めです。
一方でデメリットは、蓋の中に土、枯れ葉、虫などがたまること、、、!
これは私がエクステリアプランナーとして外構のお打ち合わせをしていた時、特に女性は嫌がる方が多かった印象があります。
私自身はキャンプ好きで、虫もそんなに抵抗が無いので絶対に避けたい!というわけではないのですが、そういった類が嫌いな方は、散水栓から立水栓にすることも検討した方が良いかも。
また、外で水道は使わなさそう、どちらも必要ないかも?という方も、将来的に外壁のメンテナンスや配管の高圧洗浄など、外水栓が全くないといざという時に困ってしまう可能性があります。日常的に外の水道が使わないという方は、邪魔にならない散水栓がおすすめです。
さて立水栓と一言でいっても、とっても多くの選択肢があります。
- 高さはどのくらい?
- 口は1つ?2つ?
- お湯は使う?
- シャワーはあった方が良い?
- 蛇口の形状はどうする?
- 鍵はつける?つけない?
- 住んでいる地域はどこ(寒冷地)?
散水栓の高さは3種類
・身長以上の高さ
・腰下くらい
・ひざ下くらい
身長以上の高さは、シャワーを浴びるようなイメージです。サーファーの方など海沿いに住んでいる方、何か大きな器具を洗ったりする方など、こちらは選ぶ方が限られますね。
一般的なのは腰下くらいの中間の高さです。
ひざ下の低い立水栓は、基本的にずっとホースを接続しておくという方が多いです。
前にご紹介した地中にある散水栓が、使い勝手としては十分だけれど、蓋のなかに虫や枯れ葉がたまるのが嫌だという方にはとてもお勧め!場所も取らず、清潔感も保てます。
こちらは水が出る蛇口を上部1つだけにするか、上と下に合計2つあるタイプにするか、という選択肢です。
手を洗ったりするけれど、ホースも頻繁に使うという方は迷わず2口のものをチョイスするのがおすすめ。
植物への水やりが、ホースを接続するところからなのか、蛇口をひねるだけなのかでは、億劫さも変わってきますよね(ずぼらなので、、、(笑))
上の蛇口は手を洗う用、下の蛇口はホースを常時接続する用です。商品によっては、ホース接続専用の金具が付属していたり、オプションで取り付けできたりするので、要チェックです。
外でもお湯を使いたいという方は、事前にハウスメーカーに伝えて給湯の配管をもってきてもらう必要があります。
経験上お湯が出るようにしたいという方はあまり多くは無いですが、大型犬を飼っていて外で洗いたいという方や、お庭仕事が好きで冬でも気兼ねなく使いたいという方がいらっしゃいました。
シャワーも同じく設置したことはあまり多くないですが、こちらも愛犬をお庭で洗いたい、他にもBBQ道具を手軽に洗いたい、という理由でシャワー付きにされた方がいました。こちらは、立水栓に専用のシャワーが付いているものにするのか、ホースの先がシャワーになっているものを後付けするのか、機能的には同じですが見た目とコスト、ホースを巻き取る手間との相談、ということになりますね。
そのままの製品では、お水がダバー!と出て飛び散りがすごい、という場合があります。
より快適に使うためにはオプションの泡沫アダプターなどを設置した方が良い場合も。ただ商品により差が大きいので一概には言えないのですが、数千円なので快適さにこだわりたい方はつけておくといいかも。
その他、前述のホース接続用のアダプターも別売りのことが多いです。ホースをカチャッと手軽に取り外ししたい方は準備しておくと良いです。
お水を出すために鍵のようなものが無いと使えない商品もあります。蛇口のひねる部分が取り外し式になっていたり、ナンバーロックが付いていたり。
盗水(?)はあまり聞きませんが、道路に面したところに蛇口をつける方や、心配な方はご検討を。
今まで聞いたお話では、小学校の通学路にあるお家で、道路側に水栓をつけていたら勝手に使われていた、というお話がありました。
メーカーのカタログを見ていると、色んなデザインの水栓があって選ぶのも楽しいですよね♪
ですが、お住まいの地域が寒冷地の場合は、寒冷地仕様があるかどうかを先に確認しておくとよいと思います。外水栓は配管が地上に丸出しになるので、北海道・東北の場合は冬になると配管の中の水が凍ってしまって破裂に繋がる危険性があります。
対策してある寒冷地仕様の水栓を選びましょう。
愛犬が遊べるお庭の出入り口として、門扉やゲートをつける場合は、”隙間”と”開き勝手”に注意してください。
”隙間”はどこまで安心感を求めるか次第ですが、”開き勝手”は席れば内開きにしたいところ!
内開きは敷地外から敷地内に向かって扉が開く向き、外開きはその逆です。内開きにする理由は、外開きの場合、もしも門扉がちゃんと閉まっていなかったら、扉に当たると簡単に外に飛びて出てしまうからです。
内開きであれば、内側から当たっても扉が開かないので、万が一ちゃんとしまっていなかった時でも安心です。
どうしても外開きしかつけられない!という場合を除き、なるべく内開きがおすすめ。
空間を仕切るために門扉をつけると目的が果たされたような感覚になりますが、小型犬の場合はもう一つ注意が!
室内の扉と違って、外構の門扉は地面と扉のあいだに隙間があります。
平均約10センチの隙間が!!
10センチ、小型犬ちゃんであれば通り抜けられる子もいるのではないでしょうか。門扉の下が土であれば、掘って脱走できる可能性も無きにしも非ず。
いやいやうちの子はそんな隙間通り抜けないし、そこまで気にする必要ある?という意見も出そうな、なんとも細かいところなのですが、小型犬を飼っていらっしゃる方は念のため要チェックです。
ただこれ隙間を埋める方法はなかなか難しくて。
なるべく地面に近づけて設置してもらうのも限界があったり、補償対象外と言われてしまったり、何か物を置いてふさぐと開け閉めの邪魔になったり。
事例としては、レンガやブロックを地面から立ち上げて、隙間をふさいだ例があります。(見た目より安全性の確保を重視と割り切って)
1)フェンスの高さ・デザイン
2)植物の種類
3)ウッドデッキとの繋がり
4)水回り
5)門扉・ゲートこのブログが何か少しでもお役に立てたら嬉しいです。
いかがでしたか?今回は細かいお話も多くなってしまいましたが、何かヒントや事前に気づいてよかった!という部分があれば嬉しいなと思います。
今日も読んでくださりありがとうございました。
★今日のマイルス
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